漢字の構成が「分からない」子には、反復は意味無し!?「分からない」って何さ…【漢字の教育法①】
こんにちは「星(ほし)パパ」デス。
今日も楽しく、分かりやすく「発達障害」「グレーゾーン」について学んでいきマショウ。
色々な知識やマインドを得ることで、子供との触れ合いの時間が
- 【グレーな時間】→【GREATな時間】
- 【灰色な気持ち】→【Highな気持ち】
に変わりマス。
今日の話題はこちら
「漢字の学習」デス。
4〜5回に分けて話しマス。
悩ましい漢字の勉強
漢字の学習というのはグレーゾーンの子にとって、苦戦してしまうことがありマス。
そして
「苦戦」→「できない(苦手)」→「嫌い」
と移行しやすい学習の一つ…
「漢字嫌い」というのは、親御さんからもわかりやすく「できない」と映るのでなんとかしたいデスよね。
そこで、よくあるのが漢字ドリルの漢字をノートにひたすら書かせて反復!
みんなは10回で覚えれるから、「できない」あなたは20回書きなさい!!
みたいな教え方デスね。
しかし、あんまりこのやり方で「できない」の克服には至りません。
(なんとなく、その想像はつきマスよね)
でも、「私は繰り返すことで覚えたよ」という方もいると思いマス。
そう、それもまた事実。
繰り返し書く「反復」が全くの無駄になるというわけではないんデスね。
つまり
- 「反復」では、「できない」は克服しない
- 「反復」が有効な場面がある
ということデス。
なぜ、「反復」では、「できない」を克服できないか
古くから「書いて覚える」は基本とされてきマシタ。
【漢字の教育法:第3回】にも書きマスが、「有効」ではありマス。
しかしこれには条件が付きマス。
「漢字の認識能力」をもっていること(今回解説しマス)
「認識した直線を再構築」できること(第2回 解説)
「本人の意欲」があること(第3回 解説)
デス。
漢字の認識能力とは
「認識」ということはつまり、「漢字の構成」がどうなっているのか分かること
漢字というのは、「直線」と「曲線」でできていマスね。
「認識できている」というのは、その組み合わせ構成が分かるということデス。
例えば、この漢字。
「いち」デス。
構成もへったくれもありません。
「横線が1本」という構成デス。
これが進化すると、
「に」デス。
ちょっと構成がでてきマシタ。
「横線が2本」「上下に並ぶ」デス。
複雑になると
「ば」デス。
これは、いったい何本の直線デショウかね
どうやって構成を作るのか、パッとは浮かばないデスが、まぁ時間をかければなんとかなるデショウ。
とまぁこれが、「漢字の構成がわかる」デス。
厳密には学習が進むと「直線」と「曲線」だけでなくなりマス。
というのも「直線と曲線の塊」が分かるようになるので、「漢字の構成がわかる」能力も上がりマス。
例えば、先程の「場」
「よこせんと、たてせんが、クロスして、下に横線があって…」と覚えることは少ないはず。
「『土』があって、次に『日』。その下によこせんが…」とかではないデショウか。
これは、分かる「漢字」が増えたことで「漢字の構成」がわかりやすくなっているということデスね。
「この文字どうなってんの?わからない・・・・」
さて、この構成がわからないとはどういうことデショウか。
もしあなたが、この文字を覚えてと言われたらどうしマスか?
この一文字に対して、どこで線が一本でどう交わっているのかすら、じっと見つめてもわからないデスね。
これが「構成がわからない」感覚デス。
このようなことが起きていると思っていただければイメージしやすいと思いマス。
つまり、「漢字が苦手/できない」子は、まずこの文字の構成がわからないの段階でつまずいている可能性がありマス。
これは、「氷山モデル」で言えば、
- 目に見える課題(目下の敵)=「漢字が苦手/できない」
- 下に隠れている課題=「文字の構成がわからない」
ととらえ、「反復で覚えることができない」原因だけでなく、「漢字が苦手」の原因担っているとも考えられマスね
氷山モデルについてはこちら
great-kosodate.hatenadiary.com
今回のまとめ
さて、今回は「反復」で漢字を覚えられない要因としての「漢字の構成がわからない」について話しマシタ。
次回は「反復で」漢字が覚えられい要因②「漢字の構成を再現できない」について話しマス。