「問題行動」は多くの「怪人」をやっつけるヒーローの気持ちで対処せよ
こんにちは「星(ほし)パパ」デス。
今日も楽しく、分かりやすく「発達障害」「グレーゾーン」について学んでいきマショウ。
色々な知識やマインドを得ることで、子供との触れ合いの時間が
- 【グレーな時間】→【GREATな時間】
- 【灰色な気持ち】→【Highな気持ち】
に変わりマス。
今日の話題はこちら
「氷山(ひょうざん)モデル」の続き、最終章デス。
前回の続きになりマスので、まずはこちらからどうぞ。
great-kosodate.hatenadiary.com
復習:同じ「目につく課題(目下の敵)」でも、原因はちがう
前回の記事では、「ウロウロしてしまう」ことを例に話しマシタ。
画像のように、「ルフィくん」は、「身体感覚の未発達」という課題が原因で、「うろうろ」してしまうことが挙げられマシタね。
一方で同じように「ウロウロしてしまう」サンジくんは・・・
視覚的に飛び込んでくる、情報に過敏に反応してしまっていマシタ。
このように、原因となり、今後解決していかなければならない課題・問題は、「表面上の問題」は同じでも、根本が違うということを解説しマシタ。
今回は…氷山モデルで考える上での、「根本的な課題」の見極めが難しい原因をみてみマス。
要注意!!一段下の層にいるのは一人ではない
まずは、この図を見てくだサイ。
以前も見てもらった、NARUTOを用いた、「氷山モデル」のざっくりとした構造デス。
これまでさんざん、述べてきたように、目下の敵を倒したところで完全な絵平和は訪れず、真の黒幕をやっつけて初めて平和が訪れる…というものデス。
しかし、現実的なところでは、こんなにシンプルではありマセン。
というのも、一つ下の階層の敵(問題・課題)というのは、決して1つのみではないからです。
わかりやすさを優先してこの図を載せましたが、どちらかといえば実際はこっちデス。
世界征服を目論む、悪の組織。
そのボスに向かって、幹部が
「おまかせください。今回の作戦には、スイカ怪人を用意しました。こいつが街で果物をすべてスイカに変えます。街の住人はスイカの食べ過ぎで・・・・」なんてシーンが思い浮かびマス。
そして、そのゲスト怪人は悪の組織の幹部の命令を受けて活動していくのデス。
そのゲスト怪人に引き連れられた戦闘員が「いーっ」とかいいながら、街で悪さをするのが、市民の目につく(目下の課題)のデス。
さて、ヒーローはそんな「目下の課題」を放置しません。
戦闘員を倒して終わり…ではなく、きちんとその下の階層の「ゲスト怪人」をやっつけマス。
これで安心…ではなく、またしばらくすると戦闘員が街で暴れだしてきマシタ。
なんと今度は、別の「ハサミ怪人」の命令で戦闘員が街で悪さをする…
この繰り返しデス
つまり何が言いたいのかというと、
目下の課題(戦闘員が悪さをする)の原因は、いろいろな要因の複合やその結果(スイカ怪人の命令、ハサミ怪人の作戦、ボトル怪人の策略…)であるからで、一人かいじんをやっつけても、すぐに「目下の課題」が解決するわけではない…ということデス。
まして、そのゲスト怪人も、「複数の幹部たち」のアイディアで生まれているので、仮に「ゲスト怪人」を全滅させても 「幹部たち」をやっつけきらないと「ゲスト怪人」もまた復活し…
となりマス。
じゃあどうすればいいのか…
「きりがないじゃん」
ってなると思いマス 。
実際、まぁそうなんデスよね。
なので、まず覚えてほしいのが
- そんなにかんたんに「目下の課題(目につく課題)」は消えきらない
デス。
きちんと、その下にいる怪人や幹部を倒さないと(発達課題をクリアしないと)、「治った」ように見える問題・課題が復活したり、形を変えて蘇ったりしマス。
しかし、またどんな「怪人」も「幹部」も倒し続ければ、いつかは「ボス」にたどり着きます。
そして、ボスを倒したとき(根本的な課題を解決したとき)、「戦闘員が街で悪さをする」ことはなくなっているのでしょう。
「氷山モデル」まとめ
これまで、「氷山モデル」の考え方を通じて、
- 目につく課題(問題)は、本質的でなく、その根本には別の課題がある
- 目につく課題(問題)は、同じでも根本の課題は人によって違う
- 目につく課題(問題)は、複数の根本課題が原因である
とみてきマシタ。
このような視点を持って子供を見てみると、
目につく課題(問題)を取る子供が悪いのではない。その根本を一緒に解決することが大事
ということがわかりマス。
これは、子供の行動が原因で、「グレーな気持ち」になってしまった大人を「GREATな気持ち」に切り替える方法(マインド)の第一歩であると思っていマス。
「罪を憎んで人を憎まず」のように
「根本原因を憎んで、子供を憎まず」でいきマショウ。
根本原因の種類についての具体例は、少しずつ記事にしていきマス。
ではまた。