字を再構成する?漢字をうまく覚えられない原因とは…【漢字の教育法②】
こんにちは「星(ほし)パパ」デス。
今日も楽しく、分かりやすく「発達障害」「グレーゾーン」について学んでいきマショウ。
色々な知識やマインドを得ることで、子供との触れ合いの時間が
- 【グレーな時間】→【GREATな時間】
- 【灰色な気持ち】→【Highな気持ち】
に変わりマス。
今日の話題はこちら
「漢字の学習」デス。
4〜5回に分けて話しマス。2回めデスね
前回のおさらい
前回で、「漢字(の学習)ができない/苦手」な子供にとって、「反復」というのはあまり有効ではないという話と、その根拠について話しマシタね。
「漢字の構成」=どのような直線/曲線で字ができているのか がわからない以上、文字は非常に覚えにくい。
そして、子供がその認知能力が低い状態である可能性を無視してはいけないという話でした。
ちなみにこの「漢字(線)の認知能力」が低くなってしまっている理由、改善方法については、別途記事にしようと思っていマス。
今は、そういったことが起きているとだけ覚えておいてください。
漢字の「再構成」
さて、今回はその続きデス。
感じが苦手で、なおかつ反復が有効でない子は、もしかしたら「漢字の構成がわかっても再構成ができない」かもしれないということデス。
ここでまず、抑えておかないといけないのは、
・「構成は分かっているけど、再構成ができない」
・「構成も分かっていないし、再構成もできない」
と両パターンあることデス。
後者は辛いデスね。しかし、得てしてこういったケースも少なくないデス。
さて、再構成というのは何なのか。
読んで字の如し、構成を理解し、(頭の中で)ばらばらにした漢字を再び漢字の形に戻すことデス。
例を出しマショウ。
こちらの漢字
「ふるい」デスね。
前回までと同じステップで考えマス。
まずは、「構成が分かる」かどうか。
構成を整理しマス。
ここでは、ある程度、知識があると想定して、この字を
「じゅう」と「くち」に分けたとしマショウ。
この時点で、これができていれば「漢字の構成がわかる」としては100点デスね。
まぁ「じゅう」を「縦棒」と「横棒」としても十分デス。
※「一」「ト」なんて分けかたしたら、要注意デス。
話を戻しマス。
構成を理解したあとで、自分でこの漢字を書こうとおもえば、この「十」と「口」を頭の中で組み合わせて、再度「古」にし直さないといけません。
これが、「再構成」デス。
しかし、これがうまく行かないと…
あ、「田」になってしましマシタ。
確かに同じ材料デスね。
とまぁ、これはさすがに極端な例デスが、イメージはつかめたでしょうか。
現実的な課題としては
ここまでの話から考えると、これほど複雑な字になると再構成の難しさは遥かにレベルがあがってマスね。
「構成がわかって」いても、「どこに「日」を置くんだっけ」「飛び出るんだっけ?」みたいなことになりマス。
これは、視覚的に得たものを短期記憶する能力に関係するのデス。
配置する場所を記憶をし続けることが難しくて、ずれちゃうんデス。
漢字ノートにひたすら書いていて、最初は良かったのに段々と字が間違っちゃう子っていマスよね。
それは、この記憶の保持が難しくて起きていマス。
こうなると、「漢字に関する能力」というより「記憶の能力」の問題ということになりマス。
今回のまとめ
さて、「漢字の再構成」について話しマシタ。
次回は「本人の意欲」について話しマス。
「やる気」と同じようにも捉えられマスが、果たして「やる気」があれば漢字の苦手は克服できるのデショウか